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初ラウンドの平均スコアってどのくらい?初ラウンドで目指すべきスコア

スコアを知ることはゴルフの楽しさを知ることにつながる

一般的にゴルフは1ラウンドの中で18ホールを回り、打数の合計を競い合うスポーツです。つまり、スコアとは、ボールを打った打数の総数のことといえます。

ゴルフ界では、一つの目安としてアマチュアゴルファーはスコア100を切れば一人前といわれていますが、ゴルフ初心者が実際に初ラウンドする時にどれぐらいのスコアで回れば良いか教えてくれるメディアはあまり多くありません。

そこで今回は実際のアンケートをもとに、ゴルフ初心者が初ラウンドで目指すべき平均スコアを紹介し、また、当日スコアを少しでも良くする対策についてご紹介していきたいと思います。

今回の記事を参考に初ラウンドの平均スコアを知ることで、初ラウンドのスコアの目標設定、ゴルフへのモチベーションアップにつなげましょう。

初ラウンドでは、まずはスコア130を目指そう

先に結論を解説すると、ゴルフ初心者が初ラウンド時に回るスコアの平均は130~140が最も多く、続いて140~150のレンジが多いことが分かりました。

「ゴルフの学校」が100名以上のアマチュアゴルファーを対象に実施したアンケートでは、最も多いボリュームゾーンの130~140が全体の約24.4%であり、次に140~150が全体の約21.5%、さらに120~130が全体の約20.9%という結果が出ました。

参照:https://golf-gakko.com/begginer-score-1423

また「GolFashion」が行った女性ゴルファーを対象にしたアンケート調査によれば、最も多い層は131~140で約16.7%、続いて平均141~150が全体の約14.3%、さらに161~170が全体の約11.9%という結果が得られました。

参照:https://golfashions.com/golf-score-ladies/

そのため、ゴルフ初心者が初ラウンド時に目指すべきスコアは、まずは130~140を目標にすることをおすすめします。

さらに「日本パブリックゴルフ協会」が行った全国のゴルファーを対象にした大規模な調査もご紹介します。こちらの調査によれば、ゴルフ歴が長い人ほど平均スコアが良くなる傾向になることが分かりました。

ゴルフ歴70台80台90台100台110台120台130台以上
1年未満0.6%0.1%0.2%1.2%4.0%10.8%20.8%
3年以内2.4%1.1%2.4%5.4%15.0%30.7%36.7%
5年以内6.1%2.8%4.6%9.6%16.4%17.6%16.7%
10年以内8.5%6.4%10.2%15.1%18.5%13.3%16.7%
15年以内7.9%10.9%11.3%13.9%11.3%8.8%3.3%
20年以内12.8%14.9%15.4%16.0%12.0%8.4%6.7%
21年以上61.0%63.7%55.7%38.2%22.4%10.2%0.0%
平均スコア各階層のゴルフ歴構成率

参考:公益財団法人日本パブリックゴルフ協会 平成24年度調査・研究事業報告書より一部抜粋

既述の上記2記事にも、ゴルフを始めてから初ラウンドするまでの期間が長い場合(ゴルフ歴半年または1年以内)、初ラウンド時のスコアが良くなることが報告されています。

つまり、ゴルフ初心者の方で初ラウンド時のスコアを平均130より良くしたいと考える場合、初ラウンドまでの期間にいかに練習を積めるかが大事になりますので、積極的に練習に打ち込むことをおすすめします。

初ラウンド当日に少しでもスコアを良くするために実践したい4つの対策

ここまでゴルフの平均スコアについて説明してきましたが、初ラウンド時に実際に平均スコアを良くするためにできることは何でしょうか。

結論、「1ホール中、2桁以上(大たたき)を打つことをしない」。これを心掛けることで平均スコアはかなり良くなります。ゴルフ初心者は、スイングが安定しないことから、どうしても大崩れするホールを作ってしまう傾向があります。たとえば、ドライバーやアイアンでOB、池やバンカーに入れてしまったり、パターで行ったり来たりしてしまい、1ホールのスコアを崩す場面が多々あります。

そこで、初ラウンド時に平均スコアを少しでも良くしたい場合、プレーする各ホールにおいて2桁の打数をできるだけ少なくして、1桁の打数で回ることがとにかく大事だと言えます。

初ラウンド時に少しでもスコアを良くする具体的な方法として、下記4つをおすすめします。

①1打目でOBしない

各ホールのティーイングエリアではドライバーを使うことが多いですが、ドライバーは一番遠くに飛ばせるクラブであると同時に、一番OBしてしまう確率が高いクラブであることを頭に入れておくことが肝要です。

ドライバーを使って遠くにボールを飛ばす快感はゴルファーなら誰でも味わう最高の体験ですが、それと同時に何度も林や池にOBした経験も何度もしています。OBを打ってしまうと次のショットを打つ時点で3打目になってしまいます。ローカル・ルールの救済処置があったとしても、前方特設ティーから4打目となり、スコア的にかなり痛手を負うことになります。

そこで、1打目のOBを防ぐ方法として、力半分程度でスイングする(ハーフスイングする)ことをおすすめします。ドライバーのハーフスイングであれば飛距離は期待でき、かつハーフスイングすることでOBになるリスクも減らすことができます。意識だけでもかなり効果がありますので、スコアを少しでも良くしたいと考えるゴルフ初心者の方は取り組んでみてください。

②2打目でもOBしない

ドライバーが思うように打てたとして、2打目以降でもOBを打たないことが大切です。先ほどのドライバーでもお伝えしましたが、「遠くに飛ばせるクラブ=OBになる確率が高いクラブ」ということは忘れないようにしましょう。

ドライバーの時同様、フェアウェイウッドやユーティリティーを使用する場面は、特に「ハーフショット」するぐらいの気持ちを持つことが大切です。

またフェアウェイウッドやユーティリティーは長いクラブになりますので、扱うことが難しい部類になります。無理して使用する場面でなければ、扱いやすい短い番手のアイアン(できれば7番アイアン以降のミドルアイアン以下)を多用することで、2打目以降のOBになるリスクを減らすことができるため、おすすめです。

③バンカーに入ったら出すことだけに集中する

もしバンカーに入ってしまったら、とにかく出すことだけを考えるようにして下さい。グリーン周りのバンカー、ミドルホールやロングホールの途中にあるフェアウェイバンカーでも関係ありません。

バンカーに入ってしまった場合、脱出するまでに“ハマってしまう“危険がゴルフ初心者は高いです。特にグリーン周りのバンカーはピンも近く、欲をかいてピンを狙いたくなりますが、グリーン周りのバンカーはアゴが高い場合が多く、1打で出すことさえ難しい場面さえあります。

また、ミドルホールやロングホールの途中にあるフェアウェイバンカーは、まだ距離がだいぶ残っていることが多いため、「距離を出そう」と躍起になってしまうことがあります。しかし、フェアウェイバンカーも欲を出してしまうと、結局出すまでに何打もかかってしまいスコアを崩す原因になりやすいです。

したがって、バンカーに入ってしまった場合、ゴルフ初心者は欲を出さずに、まずはボールをバンカーから出すことを第一にショットするよう心がけてください。

④アプローチやパターで行ったり来たりしない

ゴルフ初心者は、アプローチやパターを打つ際、とにかく「寄せること」を大事にしましょう。

ゴルフ初心者のよくあるミスとして、「グリーン周りでオーバー」、「オーバーした後に挽回しようと思ってまたオーバー」することが挙げられます。

このように行ったり来たりしている状態のことをゴルフ業界では“往復ビンタ”というのですが、この往復ビンタは途中まで上手く打てたのにも関わらず、結局スコアを大きく崩してしまう原因となります。

そのため、ゴルフ初心者は「入れること」より「寄せること」を第一に打つことを考え、可能であればパターが使える場面では、常にパターで打つことをおすすめします。

初ランド時はスコアも大事だが、マナーやスロープレーにも気をつけよう

ここまで初ラウンド時に目指すべきスコアや当日できる対策についてご紹介してきました。しかし、ゴルフは個人競技であると同時に、同伴する人と一緒にプレーする集団スポーツであるということも覚えておいてください。

ベテランゴルファーやゴルフ上級者は、初心者のスコアがどのような結果であれ、「自分も通ってきた道だから」とおおらかな気持ちで色々とサポートしてくれます。しかし、マナー違反やスロープレーに繋がっていると感じたら、人によっては厳しく注意する人も中にはいらっしゃいます。

初ラウンド時はスコアの事を考えることも大事ですが、まずは他人を気遣えるマナーやスロープレーになっていないか適宜注意しながら、楽しくラウンドデビューしましょう。

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