ゴルフ道具。何が必要?ゴルフを始めるうえで備えるべきもの
ゴルフをはじめるには揃えるべき物がたくさんある
ゴルフというスポーツは雄大な自然の中、あらゆる道具を駆使しながら楽しむスポーツです。その為、プレーする際に必要になる道具や揃えるべきアイテムは他のスポーツと比べても物理的に多いと言えるでしょう。
しかしゴルフをはじめる上で、インターネットで情報を調べてみると断片的な情報が多く、またコースデビュー時に本当に必要な物を一貫して紹介しているメディアは少ないのが現状です。
そこで今回は、ゴルフを始め、さらにラウンドデビューをする際に、ゴルフ初心者の方が本当に必要な最低限揃えるべき道具やアイテムをご紹介していきます。
ゴルフをプレーする上で準備しなければいけない道具7選
ゴルフというスポーツをする上で必ず必要になるのがゴルフクラブやゴルフ手袋、キャディバッグなど基本的な道具です。そこでまずはゴルフをプレーする上で必ず必要になるアイテムを下記にまとめながら紹介します。
1.ゴルフクラブ一式
ゴルフクラブは6種類のクラブの中(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ 、アイアン、ウェッジ、パター)から好きな組み合わせで最大14本まで持ち込みが可能です。
特徴的なのは、ゴルフクラブには大きく分けて「男性用・女性用」と区別はされています。しかしクラブ選びで大切なのは、クラブの重さ・硬さが自分に合っているかが一番重要で、必ずしも「女性だからと言って男性用の中から選んではいけない」ということはありません。
さらにグリップも手の大きさやフィーリングに合わせて太さや種類を選ぶことで、より再現性の高いゴルフ道具を揃えることができるでしょう。
はじめのうちに14本準備するのももちろん良いですが、まずはゴルフというスポーツを気軽に楽しみたいという方は、ハーフセット(ドライバー、アイアンセット、ウェッジ、パター)だけあれば十分ですので、必要に応じて自分だけのセッティングをしてみてください。
2.キャディバッグ(ゴルフバッグ)
前述したゴルフクラブ一式を入れる為のバッグになります。ゴルフクラブ一式の他、後述するゴルフ手袋やボールなど小物も収納することができますので、必ずご準備ください。
なおキャディバッグを準備する際、ネームプレートにて名前を入れてもらえる店舗もあります。ゴルフ場のスタッフはキャディバックについているネームプレートを見て、それぞれカートに載せたり荷物を運んだりしています。
したがって、購入した店舗で購入時にネームプレートにて名前を入れてもらえる場合、積極的に入れてもらうことをおすすめします。
3.ゴルフ手袋
ゴルフをする上で手を保護してくれ、またクラブと手のグリップ力を高めてくれるアイテムです。
ゴルフ手袋をすることで手にマメができてしまうことを防いだり、汗や雨などで滑りやすくなった際でもすっぽ抜けしにくくなったりするなどゴルフ初心者に嬉しい機能が満載です。
手袋も様々な種類がありますが、何より重要視するべきポイントとしてはフィット感です。サイズが合っていないとそもそも物理的に入らないですが、反対に大きすぎても余分に余ってしまうことでグリップ力が落ちる為、良いパフォーマンスが発揮できません。
したがって、ゴルフ初心者の方はゴルフ手袋をフィット感で選ぶことをおすすめします。
4.ゴルフボール
ゴルフクラブで打つために必要なアイテムです。
ゴルフ初心者はまだスイングが安定していない為、プロや上級者と比べるとどうしてもOBを打ってしまう確率が高くなります。その為、ゴルフボールは多めに準備することをおすすめします。目安としては15個程度準備できると安心です。
ボールの種類もいくつかありますが、ゴルフ初心者の方はまずはボール単価の安いロストボールで準備することをおすすめします。
5.マーカー
グリーン上で自分のボールの代わりに置く為のアイテムです。
使用する際、進路方向に対して自分のボール後方にマークする事、また他の人がボールを打つ際に邪魔にならないよう配置する事が大切です。
玄人になると、コインや硬貨でマーカーを代用する人やコースにて無料でもらえたりする物で充分という人もいますが、ゴルフ初心者は事前に準備することをおすすめします。
6.グリーンフォーク
ボールが直接グリーン上に乗った際にできるピッチマーク(ボール跡)を直す為に使用するアイテムです。
グリーン上の芝はどのゴルファーが楽しめるようにゴルフ場は特に強いこだわりと日々の手入れをしている場所になります。
したがって、他の人が自分と同じように楽しむためにもピッチマークができた際は、ピッチマークを整えることが必要最低限のマナーになりますので、最低限準備することをおすすめします。
使い方には少しコツが必要になりますが、使う際には同伴しているメンバーに使用方法を確認すると良いでしょう。
7.ティーペグ(ゴルフティー)
ティーイングエリア(ティーグラウンド)でゴルフボールを乗せて打つ為のアイテムになります。
ドライバーを打つ時用のものと、それ以外のクラブで打つ時用のものそれぞれ長さの異なるタイプがあります。それゆえ長いティーと短いティーがありますが、使用する用途が異なる為、それぞれ用意することをおすすめします。
さらにティーは無くしやすく、かつ壊れやすい為、1本ではなく、複数準備しておくことをおすすめします。ゴルフ初心者はロングティー・ショートティーそれぞれ5本以上を目安にして準備することをおすすめします。
ラウンドデビューする時に準備しなければいけない物6選
ここまでゴルフをプレーする上で必要になる道具を紹介してきました。次にこれからラウンドデビューする際に必要になるアイテムをご紹介していきます。
1.入退館する時の服装
各ゴルフ場には、行き帰りに出入りするクラブハウス(特にエントランスやロビー)にて服装を規制しているところが多いです。
こちらはいわゆるゴルフ場のドレスコードというもので、Tシャツやジーンズ、サンダルといったものはNGとされ、厳しいゴルフ場ではそもそも入館を断られたりもします。
ラウンドするゴルフ場によってドレスコードの細かい違いはありますが、ビジネスカジュアルと呼ばれる格好(ジャケット+襟付きシャツ、パンツスタイル、革靴)で入館・退館するのが好ましいです。
女性の場合も同様の服装の基準ですが、革靴の代わりに低めのパンプス、パンツの代わりにワンピースやスカートでも良いでしょう。ただし、あまり裾が短すぎるものはマナー的に好ましくない為、注意してください。
したがって、上記基準を目安にしながらも、ラウンドするゴルフ場のドレスコードを事前に確認すると間違いがなくておすすめです。
2.ゴルフウェア
ゴルフウェアはゴルフをランドする際に必要になる服装です。襟付きのシャツにパンツが基本的な服装で、女性はスカートやワンピースの着用も認められています。またゴルフは屋外でおこなう為、日差しや紫外線が強く影響します。それゆえ、帽子やサンバイザーなど被るようにしてください。前述の入館・退館時の服装同様、各ゴルフ場によってゴルフウェアのドレスコードが定められている所もある為、こちらも事前に確認しておくことがおすすめします。
そして、服装で特に忘れやすいのは着替え類も準備するようにしてください。ラウンド中は汗をかくことが多く、かつラウンド後はシャワー浴びてさっぱりすることができる為、ゴルフウェアの他、着替え用の下着や肌着、靴下も忘れずに準備することをおすすめします。
3.ボストンバッグ
前述したゴルフウェアや着替え類などを入館時(退館時)に持ち運ぶ為のアイテムです。
原則バッグに関する形状やルールはありませんが、ラウンドをする際に必要な荷物は意外と多くなる為、約一泊分の荷物が入る大きさのバッグが目安すると良いでしょう。
受付を済ませロッカールームで着替えやゴルフシューズには着替えたりして準備を整えた後は、ゴルフボールやティー、飲み物などの使用頻度が高いものについては、後述するカートバックにまとめましょう。
4.カートバック(持ち運び用小さめのバッグ・ポーチ)
ラウンド時の小道具をまとめる際のアイテムになります。
ラウンド時は意外と手荷物が多く、携帯やスコアカード、予備のボールやティーなど必要なものはまとめられるバックは必要です。
特に女性は、日焼け止めや化粧品、髪留めなどもありますし、ラウンド以外の移動時は忘れ物が発生しやすくなるので、それらをまとめて入れる用のバッグ(またはポーチ)を準備することをおすすめします。
5.ゴルフシューズ
スイングをする際、足元のグリップ力を高めスイングを安定させてくれるアイテムです。
ゴルフシューズは芝の上からもスイング時に足元が滑らないように靴底に突起が付いており、起伏のあるコース中で怪我しにくいように設計されているのが特徴です。
ラウンド中は意外にもたくさん歩き回る為、ゴルフ初心者は店舗で必ず試着を行い自分の足に合ったのものを選ぶことをおすすめします。
6.飲み物
ラウンドする際、水分補給は必須です。ゴルフ場によっては持ち込みが認められている所も多いのがほとんどです。
体調管理の面から見ても飲み物は必須で水筒などに入れる、もしくはペットボトルや缶のまま持ち込んで良いでしょう。
※ゴルフ場でも購入することができますか場所が限られていること、比較的割高なことを考えると自分で準備しておくことをおすすめします。
+αで時期や状況によって準備した方が良い物3選
1.スコアカウンター
ゴルフは紳士・淑女のスポーツの為、スコアは自己申告です。その為、虚偽の報告や間違いは許されません。
ゴルフ初心者の方はボールを打つことや覚えなければならないマナーなど気にするべきポイントが多く、スコアを数えること(覚えておくこと)は疎かになりがちです。しかしスコアカウンターがあれば、ゴルフに集中してラウンドすることができます。
もしも予算に余裕がある場合は、購入を検討してみても良いでしょう。
2.レインウェア
ラウンドする日の天気予報を確認し、もし雨であれば、レインウェアを準備することをおすすめします。
傘はレンタルで借りることができるゴルフ場が多いですが、ラウンド中は傘を差さない場面も多々あります。濡れながらラウンドすると、風邪をひきやすくなりますし、楽しい気持ちも半減してしまいます。
したがって、ラウンドする際に雨が降る可能性が高い場合、レインウェアを事前に準備することをおすすめします。
3.季節ごとの服装
ゴルフは1年間通して楽しめるスポーツですので、時期に合わせた準備物が必要になります。例えば、夏季になれば、着替えや飲み物を多めに準備したり、熱中症対策で日焼け止めやタブレットなども準備できると良いでしょう。一方で冬期になると、朝〜晩にかけて気温差が激しい為。上着や手袋、ネックウォーマー、ホッカイロなど防寒対策をすることをおすすめします。
ゴルフは、事前準備する時間も楽しい
たしかにゴルフはほかのスポーツと比べても事前に準備する物が多い競技です。しかしその分、プレーする人の“個性”が如実に出るスポーツとも言えます。ゴルフの楽しみ方として、こだわりの道具を一式揃えたり、普段は着ることができない派手なウェアを着たりできたりすることもゴルフをする醍醐味の一つであり、その人の“個性”を際立たせてくれます。
当日楽しくプレー、ラウンドする為には、入念な事前準備は欠かせませんが、事前準備の時間も今回紹介した記事を参考にしながら楽しく過ごしてください。