【最速で上達したい方必見】ゴルフ初心者4つの自主練法
ゴルフ初心者が上達していくには自主練習は欠かせません。基本をしっかり身につけることで、これからのゴルフライフに大きな影響をもたらします。曖昧なスタートを切るよりも、しっかりとした基本を身につけてからスタートを切る方が時間の経過と共にスコアの伸びもよくなります。今回は、ゴルフを始めた初心者の方やスコアが伸び悩んでいる方向けのノウハウを男女別に解説いたします。
自然な構え方を身につける
ゴルフをプレイする時の重要なポイントは、アドレスで決まります。アドレスとは、ゴルフボールを打つ前にゴルフクラブを持って構える姿勢の事です。アドレスは重要性が高く、正しく構えることができるとミスショットが減り、その後の動作がスムーズになります。アドレスにおいて意識する3つのポイントは、肩・腰・足の向きです。ターゲット(打ちたいポイントや方向の目安地点)に対して3つのポイント(肩・腰・足)がより平行になるように構えましょう。前傾姿勢で両足の付け根部分から背筋を伸ばしたまま、お辞儀をするようにして構えます。腰から曲げてしまうとスイング中に上体にぶれが生じてミスショットを招きますので、両足の付け根を意識して少しお尻を突き出す姿勢を保ちましょう。
正しい手の位置とは?にぎり方にもいろいろな形を知る
結論から言うと「正しい手の位置」は、左股関節(左太もも)の内側です。次に、構える際のポイントは、腕をリラックスさせることです。腕の力を抜いたまま左手でゴルフクラブをボールに添え、位置を決めて右手を添えることが正しい手の位置です。正しい手の位置を覚えることで、ナイスショットの出る確率が数段高くなります。普段プレイしていると手の位置も軽視しがちですが、スコアを伸ばしていくキーポイントになりますので意識してみましょう。
正しい手の位置に加え、グリップの握り方も重要です。グリップの握り方には下記の3通りがあります。
1. オーバーラッピンググリップ
最もポピュラーな握り方です。左手の人差し指と中指の間に右手の小指を乗せ両手でグリップを包むようにします。右手の感覚をより強く出せるのが特徴です。
2. インターロッキンググリップ
左手の人差し指と中指の間に右手の小指を絡める握り方です。両手の一体感が強く方向性に優れているとされ、手の小さい人や女性にお勧めです。
3. テンフィンガーグリップ
別名ベースボールグリップとも言われており、左右の指を絡めることなく10本全ての指でグリップを持ちます。両手でしっかりと握れ手首を使いやすいので非力な方にお勧めです。
グリップを持つ位置は、クラブを長く持ちすぎるとスイング中にグリップが緩んでミスショットを招いてしまいますので、グリップエンドから指2本くらい余らせて握るとことを目安にすると安定します。是非、試してみてください。
男性なら7番アイアンからドライバーまで100ヤードまっすぐのボールを打つ
プロや上級者がよく言う「7番アイアンで100ヤードを打つ」という伝統的な練習がありますが、この方法はスローモーションスイングの練習であり、ハーフショットとは区別しなくてはいけません。この練習方法では、手先ではなく体でボールを運ぶスイングを覚えることが出来ます。スローモーションスイングは、タイガーウッズも取り入れている練習方法で、7番アイアンで60から70ヤードのショットを繰り返す練習になります。タイガーウッズは「スイングスピードを50%以下に落とすと、体の動きを1つ1つ感じることが出来る。私はこのゆったりとしたスイングの中で体の動きを感じるようにして、何処に違いがあるのかをピンポイントで探します。そしてその動きを大げさにやってみるのです」とインタビューで答えています。次に、ハーフショットの説明です。ハーフショットでは、7番アイアンで9時から3時の振り幅でボールを打ち、スタンスは肩幅で体重移動と体の回転を連動することにより、軌道が安定し上達スピードが早まります。この違いを練習に取り入れて、体感で覚えたらスコアの上達にも加速がつきます。
「7番アイアンで100ヤードを打つ」練習方法では、スイングを小さくして距離を落とすのではなくスピードを落として距離を落とすことが重要で、テイクバックからフィニッシュまでクラブを等速で動かすことにより曖昧な部分を浮き彫りにします。クラブと体のポジションをしっかりと把握していくことで、自分のスイングが出来上がってくるのです。初心者が言われる「体に覚えさせろ」というのは、自分のスイングを確立させるという意味ですが、ここまで論理的に教えてくれる先輩ゴルファーは多くありません。そのため、普段の練習が間違った練習方法になってしまい、スコアが伸びにくくなってしまいます。
女性ならアプローチを覚えて、ドライバー、FW、UTを練習する
女性の場合は、まずアプローチを覚えましょう。ただし、アプローチ自体は女性に限らずスコアメイクで重要になりますので男性の方もしっかり練習する必要があります。「なかなか狙った所に行かない」「何故か飛びすぎる」などアプローチにお悩みの方は、フォームの確認とブレない下半身が大切です。スタンスは狭くして、膝を曲げずに構えます。手元は体に近く、体重は左7、右3くらいのイメージです。左足体重はアプローチの基本なので、覚えておきましょう。手首をコックせず、アドレスの時の三角形を崩さずに肩の回転だけでクラブを上げ、インパクトを迎えると入射角が一定になり高さとボールスピードが安定します。しっかりと練習を重ねて再現性の高いアプローチを目指しましょう。
アプローチを覚えたら、ドライバー・FW・UTと飛距離の出るクラブの練習です。ドライバーのスイング軌道は、アッパースイングが基本ですが、FW(フェアウェイウッド)のスイングは、ドライバーのヘッドより小ぶりになるので、穏やかなダウンブローです。FW(フェアウェイウッド)のスイングは、横腹を払うようなイメージで打つと、ランが出て飛距離が稼げます。UT(ユーティリティ)は距離と方向性を重視したスイングが必要となりますので、飛ばそうとする意識を捨てると女性ゴルファーには強い武器になります。しっかりと練習して、上手に活用していきましょう。
まとめ
今回は、ゴルフ初心者のための4つの自主練法についてご紹介しました。
- 自然な構え方を身につける
- 握り方を知る
- 7番アイアンで100ヤードを打つ
- アプローチを覚える
この4つの自主練を通して、いかに基本が大事かということが理解していただけたでしょうか。
この記事をきっかけにして今後のゴルフライフを楽しんで頂けることを切に願います。